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金融会社が語らないNISAの落とし穴

NISAにはメリットもデメリットもありますが、メリットばかりに目を向けてデメリットはあまり見ない人が多いです。
それは大きな問題です。
まずはメリットですが、「新規で購入した100万円までの上場株式、公募株式投資信託などの配当や譲渡益が、最長で5年間にわたって非課税になってくれる」ことです。
これが最大のメリットと言えます。
何しろ通常は復興税・住民税込みで20.315%の税率で課税されてしまうのですが、これが0%になってくれるのです。
と言うことは、もしも株式投資などで10万円の収益を上げることができた場合は、何と税金は0円なのです。
NISA前には2万円もの利益が税金として消えてしまっていたことを思い起こせば、これは本当に素晴らしい話です。
だからこそ、このメリットに対しては大勢の人々の目が自然に向くのです。
しかし、だからといってデメリットを無視して構わないということにはなりません。
NISA最大のデメリットは、株式などの投資が上手くいかなかった時にこそ表面に出てくるのです。
そもそも投資である以上は、必ず上手くいって儲かる保証などはありません。
上手くゆかなければ損失を被ってしまいますし、実際の投資の世界においては、そんなことも少なくないのです。
そのデメリットとは、「もしも損失が出てしまった場合は、他の口座と損益通算をしたり、その年に引くことができない売却損を3年間の繰越控除によって何とかすることもできない」ということです。
つまり損益通算も繰越控除もできないのですから、損失が出てしまった時はNISAではない通常の取り引きのほうがお得なのです。
このように、NISAは利益が出た時には大きなメリットがある反面、損失が出てしまった時には大きなデメリットが出てきてしまうのです。
それはまるで、当事者にとっては落とし穴のようなものだと言えるのではないでしょうか。